絵画教室代表の太田垣です。11月にみなさまにご協力いただいたアンケートの結果が出ましたので、みなさまと共有したいと思います。アンケートにご協力いただいた方々には、心から感謝しております。ありがとうございました。

いくつかの所感としましては、

●レッスンに求めるポイントは「楽しさ」か「技術」か

特に子どもクラスについては、どちらかというと「楽しさ」を重視した授業内容にしています。理由は二つありまして、ひとつめは、クリエイティブなことが「楽しいな」と思える経験こそが、その後の人生における絵へのモチベーションに直結するからです。つまり、「好きになってしまえば放っておいても絵を描く」ということですね。もうひとつは、当塾のシステム上、連続して長く通うことができないため、1年を通じて少しずつ上達する、といったカリキュラムが作れないからです。故に一回完結で、楽しい「体験」を持ち帰ってもらうことに主眼を置いています。

しかし、今回のアンケートでは「もう少し技術を」という声をいただいたので、「うまく描くコツ」のようなものを少し織り交ぜるようにしてみることにしました。また、課題そのものの設定も、少し上を目指せるような「こだわれる部分」を含んだものにすべく考案中です。ただ上記で記載したように、「連続して通うことで技術力を上げる」カリキュラムにはならないので、一回限りのTipsになると思います。本格的に絵の技術力を高めたい場合は大人クラスを選択してみてください。大人クラスを教えるスタッフはいずれも美大を出た者ですので、ご希望に合わせてレベル設定が可能です。

ちなみに大人クラスのアンケート結果（母数が少ないことはさておき）をみますと、レッスンに求めるポイントとして「楽しさ」を上げている方ばかりでした。内容としては技術力を上げる方向に寄せているのに、興味深い結果でした。

技術が上がるから楽しいのか、そもそも誰に何を言われるまでもなく楽しいのか、どちらも正解であり、どちらが優れているものでもなさそうです。絵を本職にする人はどちらかというと後者寄りの人間ではないかと思いますが、なかなか悩ましい問題ですね。